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女子だから、母だからって、社会において優遇してもらいたいわけはいけない。生活のため自分のために働き続けられる環境が欲しいだけ。
まだまだ世の中、子育てするママは優遇ってとらわれがちで、そこを勘違いすると周りからの批判を受けたり、理解されなかったり。
だって、男性でも女性でも生活環境ってワンパターンじゃないでしょ?男性でも介護が必要な親がいるかもしれない、病院へ連れて行かなければいけない人がいるかもしれない。子供が熱を出した時、男性が休んでくれるならいいんです。でも社会は男性に理解がないから、女性が休まなければいけない。だからって、女性が転職することが難しいなんて。ならばその優遇って、女性に対してじゃなく、子育て家庭に対しての優遇、社会を支える子供を育てるための優遇であり、女性のための優遇じゃないんです。生活のために必要な手立てなんです。
すると、女性が子育てのために今のキャリアを手放したくない、と思う気持ちは贅沢でしょうか。家庭も子供も仕事もなんて、贅沢!って、男性にも言えますか?
すると、女性が子育てのために今のキャリアを手放したくない、と思う気持ちは贅沢でしょうか。家庭も子供も仕事もなんて、贅沢!って、男性にも言えますか?
資生堂は子育てをしながら働く女子社員と、そのフォローを求められる同僚女子社員との間で、大きな溝ができて「資生堂ショック」という言葉まで生まれた時期がありました。そこで考えたのが、「育児社員への配慮をやめること」。一律で勤務形態や過剰な配慮をすることを撤廃したそうです。そして、一人一人の働き方を考え、それぞれ違うシフトや休日への配慮をしたことで、社内は安定したそうです。
私たちもそうですよね。保育園が近くにあれば、もう少し人よりは遅くまでいられるかもしれない。でも、遠ければ夕方は人より早く帰らなければならない。パートナーやおばあちゃんがいる日は遅くまで働ける。習い事のある日は早く帰りたいなど。企業は子育てする人以外にも、すべての社員それぞれに配慮をしてあげることで、満足する働き方をしてもらえるのではないかと思います。そういうのって、ダイバーシティっていうんですよね。
私は資生堂の商品をよく使います。就業のための大きな環境整備を真剣に考え、社員と向き合った資生堂だからこそ、女性を輝かせる商品を世に出せているんだなぁと、記事を見て思いました。
資生堂 子育てもキャリアも、両方とも手に 「女性が活躍する会社ベスト100」 3年連続1位
https://style.nikkei.com/article/DGXMZO00356340S6A500C1TY5000?channel=DF130120166018