子育て応援パートナーズに参加してきました!
今回のテーマは
「発達障害と行政」
「ブラジル人児童生徒の発達障害問題について」
講演をしていただいたNPO法人ABIC の柴崎敏男さんが
三井物産にお勤めの時に在日ブラジル人の支援を行っていたお話を聞きました。
「言葉が通じない異国の地の学校に通うって、どんな気持ちだろう。」
「言葉が自由に通じない環境で自分の気持ちを伝えることさえ難しくて悩みそう」
そんな側面から「発達障害問題」についても考えてみました。
そもそも、日本教育が重要視する団体行動が苦手かもしれない
またそれが、ただの気分で合わせられないのではなくて、発達障害だったら?
行政は、外国人への対応は抜け落ちがち。
子どもの情報も、日本国籍であれば、
出生届を出した時から個別の赤ちゃん訪問を皮切りに完全にデータとして行うが、
外国人、また公立ではない外国人学校に通うとなると、
そこまで自治体は情報を把握できかねる状況だそうです。
またさらに、公立の幼保小学校に通っていないと情報は把握できない。
日本で生活しているのに?
これから日本は外国人をたくさん日本に呼び込もうとしているのに、
そういう外国人の子どもを分け隔てなく育てる体制無しに
勢いでやってしまってよいものか。
しかし問題は、外国人の家庭のことまで把握したとしても、
例えば発達障害を診断する小児精神科医や専門職は極端に少なくて人材不足。
ましてや発達障害についての共通用語などはまだまだ統一されていない。
一概に外国人の子どもたちが
”日本の教育環境に合わせることができないから”ということで発達障害と診断されたり、
先生が外国人の面倒を見られないから特別支援学級に入れてしまうということがあったり。
そういうことって。やっぱり問題じゃない?
制度と制度の間に挟まれて被害を受けるのはいつも子ども。
国はこれから大量の外国人労働者を受け入れていこうと動き出しているのに、
子どものことや家族のこと、
根本的な対策が何もなされないまま進めることの危機を感じます。
前だけじゃなくて、後ろにいる声のちいさな人までは見てほしいなと思っているのは、
きっと私だけじゃないはず!